ダージリンを超えたドアーズ・オーソドックス



 インド東部、西ベンガル州北部、ヒマラヤ山脈の麓Darjeeling県と、アッサムへの回廊でバングラデシュとブータンにはさまれ、野生保護区で名高いJalpaiguri県にかけてインド第2の生産量を誇る紅茶産地ドアーズが広がっています。海抜200m以下の緑豊かな森林地帯でもあり、ヒマラヤの雪解け水に端を発する清流にも恵まれています。ドアーズは地理的にダージリンに近いため、かつてはオーソドックスティーが生産され、ダージリンのまがい物扱いをされていました。しかし、この10年はほぼ全量、国内需要向けにCTCが生産されてきました。ダージリンのような繊細な香りとアッサムのような力強さを兼ね備えた味わい深い紅茶として、インド国民に愛されています。


 近年のダージリンの価格高騰と品質低下に対する私どもの不満に対して、NEW TEA CO.LTDが日本市場向けに足掛け3年の歳月をかけて、自社茶園Thanjhora Tea Estateでオーソドックスティーを復活させ、更に品質を高めてダージリン仕上げで製茶した結果、ダージリンを超える滋味深い紅茶が生まれました。まさにドアーズ・ルネッサンスとでも呼ぶべき紅茶ですが、厳しい品質管理により選別されるため、生産量は限られております。


Thanjhora Tea Estateは豊かな自然に恵まれたドアーズの中でも最もダージリンに近い西ベンガル州ダージリン県にあります。親会社であるNEW TEA CO.LTDが誇りを持って維持し、日々の努力の賜物で品質と味わいを年毎に深めている茶園です。茶園にはスプリンクラーを備えた灌漑設備があります。日本市場向けには主に中国種の茶葉を用いて、ダージリンの茶園での経験も深い名匠と呼ぶべき職人が近代的な工場で作り上げました。そのため、平地の紅茶でありながら、ダージリンを髣髴させる、いやダージリンをも超える豊かな味わいを持っています。琥珀色に輝く水色とバラ園にいるかのようなフラワリーな芳香、リフレッシュにぴったりのビビッドな味わいの紅茶です。


 






 しかし、その味わいの全貌を言葉だけで言い尽くすことはできません。実際に飲まれて初めて私どもの表現が適切であることをお分かりいただけることでしょう。



インドの紅茶